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みんなのワクワク受入体験談

お茶の間国際交流受け入れ

右:リンビィさん、左:佐藤さん家族
右:リンビィさん、左:佐藤さん家族

佐藤さん家族(埼玉県) / From トンガ、中国、マラウィ

2ヵ国いっしょに受け入れもできちゃう ? !

もともと、トンガのTukiaさんがひとり来るはずだった。でも前日に突然、中国の北京に住んでいる何平さんという人もうちに来ることになった。ふたり!?それも違う国の人が、この私の家に来るという。家の居間が突然、世界に開けたような気がした。英語、中国語、日本語、トンガ語が飛び交ったが、誰ひとりわからなくて黙ってしまうということはなかった。日本の野菜や果物は味が薄いといい、トンガのバナナがいかにおいしいか熱弁をふるうTukiaさん。 3人で、刺身をつまみながらビールを飲み、いつかトンガにバナナを食べに行きたいと話した。昨日までは知りもしなかった彼らと、この鳩ヶ谷の私の家で、行ったこともないトンガに思いをはせ、盛り上がる自分がいた。

そんな楽しい出会いに味をしめ、再び受け入れをやってみることにした。もともと私は自称”地図おたく”で知らない国はないと自負していた。しかし、この私の知らない国からやってきた人がいた。マラウィというアフリカの国から来たリンビィ。知らない国があったというショックで始まった受け入れ。真っ黒な肌に白い目をギョロギョロさせてるリンビィは、こどもたちと一緒でサッカーも大好きで、夜はTV中継を皆で見た。日本側に得点が入ると息子たちはもちろんだが、リンビィも両手をあげ大喜びして、みんな大騒ぎだった。

翌日、近所のメンバーのところにステイしているタイの人が、カメラを持って遊びに来た時ふと気づいたが、リンビィはカメラなど何も持っていなかった。国ではエリート。手伝いの人もいるし、羊やヤギがたくさんいるんだと言っている。羊やヤギがいることが自慢で、カメラを持っていないことに何の屈託もなく明るいリンビィに好感を持った。さまざまな価値観のなかでいろいろな人がいるんだと改めて思う。別れる時、彼の国のことば”ジェマ語”で「どうもありがとう」を教えてもらった。「ズィコモ カンビーリー!」お互い何度も叫びながら別れた。



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