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MIT言語学教授スザンヌ・フリン先生の講演終了

(2010年 1月 17日)

22日より来日された、アメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)の言語学教授、スザンヌ・フリン先生の講演会「多言語について」が、5月27 日には名古屋の国際センタービルにて、5月28日には大阪 梅田・阪急ターミナルビルにて、そして、5月31日には東京・学習院大学 創立百周年記念正堂 にて開催され、無事終了しました。

5月31日の東京講演には、約1200名が集まりました。

 

大和田康之氏(言語交流研究所理事/在米国国際基督教大学財団理事)より開催のあいさつにはじまり、スザンヌフリーン教授より、いかに人間の言語能力が無限大であるかを、8つの基本的なことにまとめ、それぞれ詳しく語られました。

 

以下その「ことばについて8つの基本的なこと」についての要約です。

1.Human language is a unique and special human capacity.

ことばを話すことは、人間特有の能力です。

 

2.There is underlyingly only one human language.

基本的には、人間のことばは一つしかありません。

 

3.A child is not “tought” language.

こどもはことばを「教わるのではありません」

 

4.Multilingualism is the natural state of  the human mind.

多言語は人間の知能(知性)の自然な状態です

 

5.There is really no limit to the number of languages one can learn.

一人が習得できることばの数に限りはありません。

6.Everyone can learn a new language throuthout one’s lifetime and in fact doing so, will help you stay mentally young.

誰でも生涯を通じて新しいことばを学ぶことができます。それどころか、それによって心を若く保つことができます。

7.The more languages you know, the easier it gets.

多くのことばを知れば知るほど、習得するのが簡単になります。

8.Knowing multiple languages has important positive consequences at multiple levels that last a lifetime.

複数のことばができる事は、さまざまなレベルにおいて、重要でポジティブな結果をもたらし、それは生涯にわたって続きます。

 

このような話題について、ひとつひとつ丁寧に講演されたフリン教授。

 

その後は、実際に多言語の環境を楽しむさまざまな年代の様子や、

 

多言語の世界に生きるをテーマに、ヒッポの活動の中で育ってきた高大生や、実際に様々なことばの飛び交う環境で育ってきたメンバーの体験談をきくこともできました。

 

 

それぞれの体験が、フリン教授の話を実践していることが分かり、多言語の持つ可能性をひしひしと感じた一日となりました。


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