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トラカレのシニアフェロウ南部陽一郎先生、ノーベル物理学賞受賞!

(2010年 1月 3日)

ヒッポの研究部門トランスナショナル カレッジ オブ レックスのシニアフェロウ(研究協力者)で『量子力学の冒険』の英訳版「What Quantum Mechanics?」の監修をされたシカゴ大学名誉教授の南部陽一郎先生がノーベル物理学賞を受賞されました!!

まずはヒッポファミリークラブから心をこめてお祝い申し上げます。本当におめでとうございます!

南部先生とのつながりは、15年ほど前、トラカレの学生たちに榊原学長が一言、
「南部陽一郎先生という物理学者がシカゴにいるから会いにいってごらん」
と言ったのがきっかけ。

当時トラカレ生の3名が訳も分からず、トラカレでみんなで取り組んでいた研究成果をもって、アメリカまで会いに行ったのがきっかけでした。
「私はことばのことは専門ではありませんがディスカッションしましょう」
と言っていただき、快く会ってくださいました。

最初、ヒッポの活動の話にはあまりピンときていらっしゃらない様子でしたが、トラカレで見つけた「五母音の秩序」の話題になった途端、身を乗り出すようにして「きれいですねぇ」と、とても興味深く話を聞いてくださりました。おまけに、訪れたトラカレの学生たちを親切にご自宅に招いてくださり、ホームステイまでをさせていただくことに。それ以来、トラカレの研究やヒッポの活動にも応援して下さるようになり、日本にいらした時に何度かトラカレでも講義をしてくださいました。物腰が大変柔らかく、話を聞かせていただくのがいつも楽しみでした。

トラカレの音声研究の中でも日本語の五母音の秩序には大変興味を持っていただき、先生ご自身でもアイウエオの音声をいろいろサンプリングされて、独自で解析されたりしていました。

何度目かお会いした際には、息子さんの潤一さんをご紹介いただき、アメリカで量子力学の冒険を発刊する際には、南部先生から直々のご依頼もあり、南部先生監修のもと、潤一さんに翻訳をしていただきました。

その「Whatis Quantum Mechanics?」は、今ではアメリカなどの大学でも教科書や副読本として採用され、ロングセラーになっています。

またこの秋には、メキシコ国立大学(UNAM)より、スペイン語に翻訳されて出版されます。

そんなトラカレやヒッポのみんなにとって、大変身近に感じていた
南部先生のノーベル賞受賞は、みんなにとっても素晴らく、うれしいニュースです!


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