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ヒッポ創立40周年記念イベントを開催いたしました。

(2021年 11月 8日)

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ヒッポファミリークラブは、1981年10月1日の創立以来、40周年を迎えました。
この創立40周年を記念して、去る、2021年10月31日に、「ヒッポファミリークラブ創立40周年記念イベント」として、午前は、オンラインで『MIT・東大・LEX-Hippoの共同研究発表会』を、午後は新宿にある京王プラザホテルにて、『創立40周年記念祝賀会』を開催いたしました。

ここ数年、ヒッポファミリークラブでは、オンラインの活動も充実してきました。日本のみならず、全世界の人たちがヒッポの多言語活動を楽しむことができるようになってきています。午前中の共同研究発表会は、Zoomのシステムを使用し、全世界から600名を超える方々がご参加されました。

冒頭、映像にてヒッポファミリークラブの40周年の歩みを振り返りました。1981年の創立当初の懐かしい写真や、世界中に広がっていった国際交流、そして2016年にヒッポのマテリアルがSD化され、全世界的に家中のあちこちにスピーカーを置いて、多言語環境を作る様子や最新の多言語活動の様子が紹介されました。

その後、代表理事の鈴木堅史より、「MIT・東大・LEX-Hippo」の共同研究の成果がScientific Reports(Nature誌の姉妹誌)で発表されたこと、最近のヒッポファミリークラブの多言語活動について紹介がありました。

次にMIT(マサチューセッツ工科大学)のスザンヌ・フリン教授よりメッセージをいただきました。特に下記のようなメッセージをいただいたことに、ヒッポファミリークラブのフェロウやメンバーからも絶賛の声が寄せられています。

「まず、私がいつも感心するのは、どんな状況においてもヒッポの精神が生きている、ということです。ヒッポは、「希望」の象徴なのです!コロナ禍においても、世界中の大小さまざまな災害に際しても、ヒッポの精神が途切れることはありません。このことが、ヒッポの強さと価値を示す何よりの証拠であり、世の中にヒッポのような組織は他にありません。出会う相手に希望を与えるヒッポの皆さんは、まさにその「希望」を体現しています。私たちは皆、誰に対しても心を開き、誰もが受入れられるような、より良い世界を夢見ていますが、そのためには誰もがヒッポのやり方で生きれば良いのです。ヒッポのやり方とは何でしょうか。それは、「寛容」、「理解」、「平和」、そして「アニモ!」なのです」

次に、東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授より「Multilingual Brain and Language Acquisition」と題して、今回の共同研究について詳細にかつ分かりやすくお話してくださいました。
特に今回の研究結果では、「新たな言語獲得には、多言語群の方が、二言語群の方より言語獲得に優位である」ことが証明されたことが大きな成果であるとお話されました。そして、具体的な実験内容を紹介しながら、いくつかの実験結果を示されました。カザフ語を習得する際に、2言語話者より多言語話者の方が早く習得でき、早く理解できること。新しい言語を獲得する際に、多言語話者の方が大脳基底核や視覚野が常時活発に活動しているのに対して、二言語話者の場合は、脳の活動一時的に活発になったり、弱くなったりしていること。しかも熟達すると脳の活動はあまり使わなくても早く理解をすることができるが、多言語話者の場合、その期間がかなり短期間であることなどが話されました。

最後に質疑応答や感想などについては、多くの方からZoomのチャット機能を通じて寄せられましたが、特に愛知大学名誉教授・京都大学基礎物理研究所研究協力員の坂東昌子先生より、今回の研究が、「市民と一緒に科学する」研究のさきがけであることに感心していること、Interdisciplinary Science(学際的科学)を実現しているヒッポの活動に対してお褒めの言葉をいただきました。他にも外部理事の方々や研究協力者の方々、メンバー・フェロウの方々の質問や感想にも、酒井先生やスザンヌ先生からコメントをいただきました。

午後の『創立40周年記念祝賀会』は、15時より、京王プラザホテルで行いました。コロナ感染予防のため、1500名収容の大きな会場で、定員200名に限定して行いました。テーブルは4名掛けにし、ソーシャルディスタンスが取れるように配慮いたしました。緊急事態宣言も解除され、参加者は久しぶりのリアルでの再会に、心から喜びあっていました。また、会場に参加できない方のために、会場よりZoomを使ってオンラインでも楽しめるようにして、午前と同じくらい多くの方が参加されました。

祝賀会では、まず会場に参加している方やオンラインから参加している方の簡単な紹介をした後、代表理事の鈴木堅史より挨拶をしました。その後、会場にいらっしゃる理事の方や、海外にいらっしゃる方はオンラインでお祝いのお言葉をたくさんいただきました。途中、海外のホームステイや留学で関係している30を超える団体の方々からお寄せいただいたメッセージ動画を紹介いたしました。その後も、理事の方を中心にご祝辞をいただいた後、会場では懇親会が引き続き行われました。オンラインでご参加されている方は、全世界の方とグループタイムを設けて、祝賀イベントを含む感想などをシャアしたりして、40周年をお祝いしていただきました。

こうして「ヒッポファミリークラブ創立40周年記念イベント」は成功裏に終了いたしまいした。今後もヒッポファミリークラブは、誰でも、いくつでも、ことばができる多言語環境つくりを、たくさんの仲間と一緒に創っていきたいと思います。


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