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海外高校留学のオンライン帰国報告会を開催

(2020年 7月 6日)

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7月5日(日)、2019年度の海外高等学校交換留学プログラム(Year Long Program)のオンライン帰国報告会が開催されました。北海道から長崎県まで全国から84人の高校生が参加し、その様子を1,100世帯が見守りました。

昨年夏、高校生達は世界9つの国と地域(イタリア・ドイツ・フランス・スペイン・ベルギー・アメリカ・カナダ・メキシコ・台湾)で留学生活をスタートさせました。しかしながら、世界中の人々の生活を一変させた新型コロナウイルスの影響は彼ら彼女達にも及び、3月にはイタリア、ドイツ、アメリカへの留学生33人が緊急帰国を余儀なくされる事態となりました。またそれ以外の国への留学生は、通常とは違う困難を伴う状況のなか留学生活を全うし、先月までに全員が無事に帰国しました。

2日間のリモート合宿を経て開催されたオンライン帰国報告会では、3月に帰国していた村田有さん(留学先:アメリカ)と荒川琴南さん(同:イタリア)の2名が、東京・渋谷にあるヒッポファミリークラブの本部から英語とイタリア語で全体の司会進行を務めました。

会の冒頭には留学生たちが国別のチームに分かれてリモートワークで作成した映像が披露されました。ホームステイ先の家族や学校の友人とのエピソード、現地のことばや食べ物、習慣の違いといったテーマについて、工夫を凝らした映像の数々は見る人を楽しませ、目標を共にした仲間たちの結束の強さを感じさせるものとなりました。フランス人の考え方や行動をニュース映像風に表現

続いてメキシコ、アメリカ、フランス、スペイン、ベルギーへの留学生5人による留学体験談のプレゼンテーションが行われました。
6月中旬にスペインから帰国した石川夏鈴さんは、ホームステイ先で家族愛に触れたことで生じた自分自身の気持ちや行動の変化について語りました。新型コロナウイルスの影響で外出が制限され、自分と向き合う時間や家で共に過ごす時間が増えたことで、ホスト家族と積極的に話すようになり絆が深まった、と振り返りました。

またフランスに留学した藤田光さんは、ゼロから挑んだことばの習得について、ホスト家族に助けられながら努力した課程やことばの成長を実感した瞬間など、自分自身を冷静に見つめながら伝えていました。6月中旬の帰国を前に家族で行った旅行で発音が地元のものだと言われ、これまでの留学生活が認められたように感じたと、率直な気持ちを語りました。

参加者全員の自宅をつないでリアルタイムに届けられたひと言メッセージでは、たくさんの人と出会った喜びや留学を支えたすべての人への感謝の気持ちなどが伝えられました。会の最後には各自が持ち寄った写真を綴った『思い出のスライドショー』が投影されました。家族や友人との笑顔にあふれるシーンが次々と映し出され、この経験が一人ひとりの人生にとってかけがえのない時間になったことを伝える瞬間となりました。


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ヒッポファミリークラブの海外高等学校交換留学プログラムは、高校生が約1年間、海外の家庭にホームステイをしながら現地の高校で学びます。1997年の開始以来、21の国や地域に約2,000人の高校生を送り出しています。海外体験に挑戦したいという高校生の志をヒッポファミリークラブが全面的に支援し、一緒に留学する仲間たちと共に準備を進めることで連帯感が生まれ、毎年ほぼ全員が留学の全日程を終えて帰国しています。プログラム参加者へのアンケートでは「語学力の向上」とあわせ、「ポジティブに考える力がついた」、「多様に考える力がついた」といった内面的な成長に関するコメントが多く寄せられています。


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