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海外留学帰国生のオンライン報告会を開催

(2020年 4月 16日)

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4月7日(火)、8日(水)、9日(木)、10日(金)の4日間、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて海外の留学先から急きょ帰国した高校生が、お互いの留学体験についてインターネットを通じて伝えあう報告会が、オンライン会議ツールZoom*を使って行われました。

3月中旬から末にかけ、イタリア・ドイツ・アメリカから33人の高校生が6月の帰国予定を早め日本に戻りました。残り3ヵ月の留学期間を全うし、現地での生活をより充実したものにしたいと日々奮闘していた留学生たち。志半ばで帰国せざるを得ない悔しさは想像に難くありません。この報告会は、彼ら彼女たち一人ひとりが現地の体験や今の率直な思いなどを発信する場として開催されました。


ドイツから帰国した留学生9人(3月20日、成田空港で撮影)

前半の7日と8日はイタリア、ドイツ、アメリカの国別に分かれたセッションが行われました。留学当初に味わったことばの苦労や、ホストファミリーやクラスメートとのエピソード、自分自身のことばの成長とそれに伴う行動や気持ちの変化などについて、留学先の言語を交えて各々がじっくりと語りました。

8日に行われたドイツ留学からの帰国生が参加する会には、今年3月まで上智大学に在籍していたオーストリア人の留学生で、4月から東京・渋谷にあるヒッポファミリークラブの本部でインターンをしているラファエル・キロス・サンチェスさんが参加。帰国留学生と直接ドイツ語で会話をする場面もあり、一人ひとりのことばの成長をうかがうことができました。

後半の9日と10日には各国合同のセッションが行われ、留学生本人やその親御さん、留学を支援する会員有志など、2日間で計約90人が参加しました。簡単な自己紹介の後、少人数のグループに分かれてことばの成長や自分なりに壁を乗り越えた経験などについて、踏み込んだ情報交換が行われました。

イタリアに留学していた高校生の一人は、帰国が決まってから現在までの気持ちの変化について、「急に帰国が決まった時はすごく嫌だったし、帰国直後も誰に何を聞かれても話をする気分にはなれなかった。でも一日に一回、ホストファミリーと電話で話したりして、最近はだいぶ気持ちが落ち着いてきた。今はイタリアにも家ができたのでコロナが収まったらすぐにまた帰れるように、イタリア語を忘れないようにしたいと思っている。」と語りました。

またドイツに留学していた別の高校生は、最初は避けられていたホストファミリーの12歳の少女との距離を自分から積極的に近づくことで徐々に縮めていったエピソードを披露。ドイツ語の成長に伴って家族との関係も次第に深まり、「帰国が決まった時に最初に泣いてくれたのは彼女。ドイツにかわいい妹ができた。帰国の一日前に私が好きな桜の木が玄関の前に植えてあって、ホストママからはいつでも帰ってきていいよ、という目印だと言われた。最高のプレゼントをもらった。」と話しました。

ヒッポファミリークラブでは一年間の高校留学の総まとめとして、毎年7月初旬に留学生全員が一堂に会する報告会を開催しています。2泊3日の合宿を行い、互いの経験や気持ちをとことん語りあうことで自分自身の体験を深め、最終日には親御さんなどを集めた報告会が開催されます。

それに替わる試みの第一弾となった今回のオンライン報告会は、北海道から九州まで、全国の留学生が空間を超えてリアルタイムに思いを共有し合える新しい形を見出す場となりました。渡航禁止や入国制限など、ともすれば閉ざされがちな関係や心を世界に向けてどのように開き続けていくことができるのか。今だからこそ、帰国間もない留学生のメッセージは私たちの心に強く響き、将来への展望を与えてくれるのではないでしょうか。

ヒッポファミリークラブは今後も、若者たちの海外体験や率直な思いを発信する場を積極的に提供していきたいと考えています。

*Zoomは、Zoom Video Communications, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

 
多言語教育を提唱するヒッポファミリークラブ(運営:一般財団法人 言語交流研究所、本部:東京都渋谷区、代表理事:鈴木堅史)では、高校生が1年間、海外の家庭にホームステイをしながら現地の高校で学ぶ交換留学プログラムを実施しています。1997年の開始以来、21の国や地域に累計約2,000人の高校生を送り出してきました。海外体験に挑戦したいという志をヒッポファミリークラブが全面的に支援し、一緒に留学する仲間たちと共に準備を進めることで連帯感が生まれ、毎年ほぼ全員が留学の全日程を終えて帰国しています。2019年は98人の高校生が13ヵ国に旅立ちました。


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