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第5回多言語ネイチャーキャンプが開催されました

(2019年 8月 7日)

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7月27日(土)から7月30日(火)の3泊4日間、長野県飯山市の斑尾高原で「第5回多言語ネイチャーキャンプ」が開催されました。

2015年から毎年夏に開催しているこのキャンプでは、多様な参加者が自然体験を楽しみながら、言語や文化、世代を越えて友情を育みます。5回目を迎えた今回は、0歳から70代までの総勢389名が参加しました。海外からは、中国・広東省の中高生71名を含む100名が参加し、友好を深める場となりました。

1日目には、斑尾高原 山の家でオープニングセレモニーが実施され、民族衣装を着た司会者が「新しい友達を作ったり、新しい経験をするのはもちろんのこと、いろんな国の人たちのことばや文化を受け入れて楽しく交流しましょう」と呼びかけました。

また、世界の挨拶を使ったゲームを通して同じ宿で過ごすグループのメンバーが対面し、お世話になる各宿のお父さん・お母さんが紹介されました。翌日のプログラム「ネイチャーアクティビティ」の説明もあり、これから始まる3泊4日間への期待が高まるオープニングとなりました。

2日目は、それぞれが希望のアクティビティを選んで参加し、飯山の雄大な自然を満喫する一日となりました。毎年恒例の斑尾山登山、毛無山トレッキング、希望湖湖畔ハイキング、ブナ林散策、沢登り、滝打たれ、ジップラインに加えて、今年は斑尾高原で標高が2番目に高い袴岳登山コースも実施されました。

他にも、参加者がアイディアを持ち寄った企画が多数実施され、白いTシャツをペイントするオリジナルTシャツ作りでは、個性豊かなTシャツが出来上がっていました。

民宿や地域の方々も、木を使った森の動物作りや飯山に伝わるわら細工といったネイチャークラフトを用意してくださいました。広場にはビニールプールを設置し、小さな子どもたちも水遊びを楽しみました。ブルーシートで作ったハンモックでくつろぐ人や鬼ごっこで思い切り走り回る人など、思い思いに自然を楽しんでいる姿がみられました。

3日目の午前はあいにくの天気で室内での交流活動となりましたが、午後には天気が回復し野外で多言語アクティビティがおこなわれました。インターン生やこれから1年間の海外留学に行く高校生が司会となって英語やスペイン語を使って進行し、参加者は歌ったり踊ったり、ゲームをしたりして身体を動かしました。中国のしっぽとりゲームや大ハンカチ落としなど、大人数のレクリエーションは大いに盛り上がりました。

また、それぞれのグループ名を書いた旗の発表もありました。ペンションの名前から連想したユニークなものやメンバーの出身国・地域のシンボルなどに由来するものが多く、発表も各地のことばを交えて行われ、グループで絆を深めてきたことが伺えました。

夕食後にはキャンプファイヤーを実施しました。参加者が一体となって火をおこし、燃え上がった炎の周りで歌ったり踊ったり、最後には日本語・中国語・韓国語で唱歌「ふるさと」を歌い、思い出に残る最後の夜となりました。

台風が心配される中、大きな天気の崩れもなく無事に迎えた最終日、クロージングセレモニーを実施しました。グループごとに感想や楽しかったことを発表し、参加者からは「最初は3泊4日は長いと思ったけど、また会いたい」、「本当の家族のようでした」と、別れを惜しむ声があがりました。また、今回は週末を含む日程での開催だったため、ご家族全員で参加された方も多く、「子どもと一緒に滝に打たれて心が洗われました」と夏休みの思い出ができたことを振り返るお父さんもいました。

飯山市長の足立正則氏からは、「飯山市は東京から1時間くらいで来られる自然豊かな場所。日本のふるさとである飯山市にこれを機会にまた来てください」とお話いただきました。その後、お世話になった宿の皆さんに色紙を贈り、参加者には終了証が授与され、今年のキャンプが締めくくられました。

ヒッポファミリークラブは、夏だけでなく冬にも長野県飯山市でイベントを実施しています。次回は2019年3月下旬になべくら高原で「第7回多言語・雪の学校」を開催予定です。

<「第5回多言語ネイチャーキャンプ」開催概要>
■日時:2019年7月27日(土)~7月30日(火)3泊4日
■場所:長野県飯山市斑尾高原内AEパーク 他
■主催:一般財団法人 言語交流研究所 ヒッポファミリークラブ
 協賛:一般社団法人 信州いいやま観光局


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