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第6回多言語・雪の学校が開催されました

(2019年 4月 15日)

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2019年3月27日(水)~3月30日(土)の3泊4日、長野県飯山市なべくら高原で「第6回多言語・雪の学校」が開催されました。

毎年3月になべくら高原周辺で開催されるこのキャンプは、文化やことば、世代の異なるメンバーと豊かな自然の中で一緒に遊んだり、協力して生活したりする体験を通して、新しい友情を育む国際交流キャンプです。プログラム期間中は全参加者が25人程度のグループに分かれて活動することを特徴とし、共同生活による他者との協働を通して子どもたちの主体的・対話的な姿勢を育てます。今年は、中国・太湖大学堂の小学4年生45名や、韓国、タイ、イタリア、ロシア、チェコ、アメリカなど16の国や地域にルーツを持つ小学2年生(新3年生)以上、700名余りが参加しました。

戸狩トピアホールで行われたオープニングセレモニーは、海外留学から帰国した高校生や大学生、海外からのインターン生が司会となり、英語、タイ語、中国語、日本語、韓国語、スペイン語などを使って進行されました。また、中国・太湖大学堂の児童がカンフーと飯山が発祥といわれる唱歌「ふるさと」を中国語で披露し、会場を大いに盛り上げました。飯山市長の足立正則氏からは、日本語だけでなく英語や中国語を交えて歓迎のお言葉をいただきました。最初は会場の熱気に緊張気味だった子どもたちも、グループのメンバーやお世話になる民宿の方と顔を合わせて次第に笑顔が増え、和やかな雰囲気で3泊4日のプログラムがスタートしました。

2日目は、小雪が舞う天候となりましたが、思い思いに雪遊びを楽しむ参加者の姿が見られました。広大な雪原でそりをしたり、力を合わせて雪だるまやかまくらを作ったり、雪合戦をしたり、雪の冷たさを利用したアイスクリーム作りを体験したりと、都会にはない自然のすばらしさを分かち合うことでグループのメンバーと距離を縮める1日となりました。

3日目は、気持ちのいい晴天に恵まれ、全参加者合同のイベントが開催されました。各グループの旗を雪原に掲げて大雪玉作り競争をした後、その雪玉をもとに雪像作りを行いました。細かい 工夫が凝らされたものから壮大な作品まで、子どもたちのアイデアが詰まったユニークな雪像が並びました。

つづいて午後にはキャンプファイヤーを実施しました。木を使用した原始的な道具を使ってグループで力を合わせて火をおこし、竹の弓矢で点火しました。キャンプファイヤーが燃え上がった周りでは、参加者が世界の音楽で歌ったり踊ったりして交流を深めました。また、家族のように温かいおもてなしをしてくださった民宿の「お父さん、お母さん」たちが、中国や韓国から参加したメンバーと一緒に日本語、中国語、韓国語で「ふるさと」を合唱するパフォーマンスを見せてくれま した。

最終日のクロージングセレモニーでは、グループごとに用意した1分間のパフォーマンスを披露し、この4日間を振り返りました。また、代表者が楽しかった思い出や仲間の成長を発表しました。タイからの参加者は、「参加できてよかった。初めての人なのに一緒に活動して仲良くなれた。」と語り、日本語学校に通う中国人留学生からは、「最初はグループの子どもたちが緊張してしゃべらなかったがどんどん仲良くなった。みんな一緒に雪で遊んだり雪だるまを作ったりして、いい思い出。グループのみんなに感謝します」という声が聞かれました。

ヒッポファミリークラブは、子どもたちの自然体験と国際交流、多世代間交流を通して、国籍や文化、世代、価値観の違いを自然に受容する心の成長と、共同生活を通した主体的・対話的な姿勢の育成に貢献します。次回は、2019年7月27日(土)~7月30日(火)に長野県飯山市斑尾高原で「第5回多言語ネイチャーキャンプ」を開催予定です。

<「第6回多言語・雪の学校」開催概要>
■日時:2019年3月27日(水)~3月30日(土)3泊4日
■場所:長野県飯山市なべくら高原森の家(飯山市照岡1571-15) 他
■主催:一般財団法人 言語交流研究所 ヒッポファミリークラブ
 協賛:一般社団法人 信州いいやま観光局


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