BRAZIL|体験談|ヒッポファミリークラブ
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体験談・メンバーの声

BRAZIL初交流

かわら版 / 第19号2015.03

岸本良さん

初交流で地球の反対側、ブラジルへ行って来た。出発前、一緒に行く仲間に会うために他地域のファミリーへ出かけ、ヒッポCDを歌い、CDの音を使って自己紹介の紙芝居も作った。迎えてくれたホストファミリーは、自分より若い夫婦と1歳の女の子。連日50~60人が集まって年末年始を過ごした。
朝から食材を買い出し、ショッピ(ビール)を飲みながら仕込み、フッチボールして汗をかいたらプールに飛び込み、話をしながら食事をする。初めから距離感が近いのはホームステイだからなのか、友だちの家に来たような感覚で、家族のこと仕事のこと沢山の話をした。僕が音楽好きだと知ったホストファミリーの兄弟は、友だちのバンドを呼んで一日中聞かせてくれた。目の前のことを楽しんでいるうちにあっという間に5日間が過ぎた。

岸本良さん

ポルトガル語しか話さない人たちと通じ合えたのは何故だろう。CDと同じよな場面でなくても、なぜか使えるフレーズがたくさんある。初めて聞いた音も数回聞くと前回のシチュエーションと重なり意味がわかる。神経衰弱のようだ。点だった音が繋がって線になり、面ができてどんどん立体感を持ってくる。勉強した英語は壁打ちみたいに自分の投げたことばしか返ってこないが、会話はキャッチボールだから決まった返球がなく、常に予想しながら準備してる。そのうち予想が当たるようになってくるとますます面白かった。

岸本良さん

帰国して交流報告をすると、ポルトガル語が増えていた。いつ増えたのかはわからないが誰が使っていたポルトガル語かはわかる。今思うのは、ヒッポのCDは非常食のようなもので、使うか使わないかじゃなく、いつでも取り出せるようにしておくためのものだと。お父さんでもなく、旦那でもなく、僕個人が感じたブラジル。今後も仲間とヒッポの経験を分かちあいたい。
(岸本良/東京都・シャンテレソンF)