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体験談・メンバーの声

非日常が僕の日常に高校留学

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藤野宙人・メキシコ / 出発時 高1 東京都

メキシコに来る前は人と話すのが苦手でファミリーへ行っても誰とも話さないで帰ってきてしまうこともよくあった僕。MEXICOでは学校の友だち、道で会う人などたくさんの人からたくさん話しかけられました。でも何を聞かれてるのかさえわからない、そんな状況からスタートしました。聞かれてもわからないので、そのまま聞いた音を言い返していました。”Que te gusta la comida(食べ物は何が好き)?” と聞かれ、そのまま言い返した時は、何言ってんだ?という顔をされました。でもそんなことを繰り返してくうちに、だんだんスペイン語が聞き取れるようになり、質問を単語ではなく音楽のように言えるようになってきました。行ってから1ヵ月で会話ができるようになり、出発前日本でのCDを歌う準備のすごさを改めて感じました。
メキシコ人は本当に知りたがり屋でいつもたくさんの質問をされました。例えば「日本はニンジャとか、サムライはまだいるの?」「なんで日本人は目ちっちゃいの?」などなどおかしな質問ばっかりでしょう?でもそんなメキシコ人と過ごしたので、僕もくだらないことでも人に聞いたり話しかけていくのが普通になっていき、人としゃべることがたのしくなりました。
榊原さんの「日常の中に非日常があり、非日常の中に日常がある」ということばは行く前は「なんだそりゃ?」って思っていました。しかし帰国して、学校にメキシコからの女の子の留学生がいて、普通にメキシコ風のハグをしました。メキシコではぎゅーっとハグするのが普通なのです。すると日本人の友だちが皆「えっ?」という顔で静かになり、その後「彼女かー?ひゅーひゅー」みたいになってビックリ。その時榊原さんのことばが思い浮かびました。出発前、日本では男女でハグをするのが非日常だったけれど、メキシコ人として生活して帰ってきた今ハグすることが当たり前の日常になりました。すごく不思議です。
日本に帰ってきてからヒッポのメンバーや学校の友だちから、変わったとよく言われます。メキシコへ行く前は、みんなで話してる時は聞いてるだけだった僕が、メキシコの陽気でおしゃべりな日常の中で過ごしてきて、今ではおしゃべりの真ん中にいます。