諦めないで話す|体験談|ヒッポファミリークラブ
TOP >  » 諦めないで話す

体験談・メンバーの声

諦めないで話す高校留学

国重佑太・ドイツ / 出発時:高1 東京都

私はドイツのブンデンブルグ州にあるコトブスという町に留学しました。ホストママは、シングルマザーで、自宅とはいえ自分で会社を経営していたのですごく忙しく、時間もあまりなかったのですが、学校から帰ってきたらママのところへ行って学校であったことを話す、お手伝いをする、仕事が終わったら毎日、リビングで一緒に映画を見て、少しでも話す時間を増やしました。
最初の頃は、やはりママや学校の友だちの言ってることが理解できないことが、ストレスに感じました。私はドイツへ来てたくさん話したかったし、ディスカッションしたかったのです。この話せないストレスは、体を動かすことで発散できると考えて得意だった剣道をしたりしましたが、何か逃げているような気がしていました。
そんな時、私の話すドイツ語をよく聞いてくれ、わからないところはわからないと言ってくれ、私が何を言いたいのか聞いてドイツ語で説明してくれる人と出会ったのです。友だちのお母さんでしたが、僕の話を聞いてくれるばかりでなく、自分の話も私がわかってもわからなくてもよく話してくれるのです。その人とは、今あることばだけでも安心して話せたのです。
その時思ったことは、話せないストレスは話すことでしか解消しないんだなということでした。諦めないで話し続けることはとても大事なこと。話せる人と出会うことで私はドイツ語を思い切り話してくることができたのです。(国重佑太・出発時:高1/東京都・ソレイユF)