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自分を変えられるのは自分だけ高校留学

片岡悠紀2

片岡悠紀1

片岡悠紀/カナダ・英語圏 / 東京都・出発時 高2

私は普段から明るく、いつもポジティブなところが自分の長所だと思っていた。しかし私のイヤロンは、それで乗り越えられるものばかりでは無かった。 学校には留学生がたくさんいるから、カナダのlocal studentたちはなかなかかまってくれない。授業で発言すると英語を笑われたり、クラスでゲームをしても「留学生は飛ばしてやろう」なんて平気で言われたりする。家では12歳のホストシスターからのいたずらが多くて、家に帰りたくないって思うこともしょっちゅう。そんなこともあり、私は知らない間に、人と話すことを少し避けていた。もちろん仲の良い友だちもいた。でも本心で楽しめたことがあまり無かった。 その頃私は、いつもどこか日本での何の不自由もなかった生活とここでの生活を比べていることに気がついた。イヤロン生として過ごしている今の環境をありのまま受け止めてなかった。それに気づいたら、つらいことも受け止められる気がして、あとはがむしゃらにやるだけやってみようとポジティブな自分が戻ってきた。日本の友だちから贈られたネックレスは一度もはずさないでいたんだけど、カナダで友だちになったパオラから誕生日にもらったネックレスに替え、携帯の壁紙も日本の友だちの写真を替えた。これからは、私のことを“I love you. You are my favorite girl!”と言ってくれる目の前の友だちともっと濃いカナダでの生活をやっていこうと思った。 私は学校のミュージカルの先生に、自分からダンサーになりたいとお願いし、先生の前でダンスを披露してみた。すでにオーディションが終わっていたにも関わらず、受け入れてくれた。ミュージカルでは友だちが一気に70人以上増え、毎日が楽しくて仕方なかった。ダンスを友だちに教えたりもした。人に教えるのは難しいけど、でもみんなもわかってくれるし、先生からは「英語が成長している証だ」って褒めてもらった。大きなことを皆で創り上げた時の達成感と喜びは想像以上で、本当にかけがえのない友だち、思い出になった。 私はいつの間にか自信をつけていた。話すのが楽しくなり、ホストシスターともジョークを交わせるようになった。自分の状況を変えられるのは自分しかいない。だから私はこれからも自信をもって明るく多くのことに挑戦していきたい。