平岡由布 / 東京都・主婦

WIP（大人でも海外で長期インターンとして挑戦できるプログラム）が発表された当初、大学生やシニア向けのプログラムだと思い、自分には無関係だと思っていた。昨年夏、普通のお母さんメンバーが参加すると聞いて、私も参加できるんだと思った途端、いてもたってもいられずメキシコWIPに申し込んだ。

メキシコでの２か月半、自分ができること、できないことにも挑戦し、一分一秒を無駄にしないで、全力でここの人たちとヒッポを楽しもう、と心に決めた。

私のWIPのキーワードは“compartir”（シェアする）。メキシコの人たちは、食べ物、時間、体験、人生、大切なものだからこそ、そこにいる人たちとcompartirする。ヒッポは体験をシェアすることで、みんなが自分の世界をより豊かにすることができる場だ。一人が育つ場所でなく、一緒に育つ場。それがヒッポだとあらためて、メキシコで強く感じた。

私も自分の体験をCompartirしながら、体験をより豊かに、自分を豊かにしていきたい。それが人間らしいということなのではないかな、と思う。