一生に一度きりのチャンス|体験談|ヒッポファミリークラブ
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体験談・メンバーの声

一生に一度きりのチャンス高校留学

榊原伊織1

榊原伊織2

榊原 伊織 / アメリカ・出発時:高3/愛知県

最初イヤロンに行きたい理由がとくになく、行ってみたいけど日本での生活を考えると、どうしてもあと一歩が踏み出せなかった。その中で自分なりに考えたのは、イヤロンは一生に一度しかないチャンスだから。そんなとってつけたような理由を胸に、アメリカに行った。自分のアメリカでの生活は全てが順調で、何の問題もなく進んでいったが、どうしてもパッとしない生活でもあった。

その生活が数ヵ月進み、原因が分かった。それは、いつもあと一歩のところでやめてしまうからだ。例えば、友だちが集まって話している時、伝わらなくて皆が会話を止めちゃったらどうしようとか余計なことを考えて、友だちの輪の中に入るのをやめてしまうこともあった。でも友だちと二人でいる時や家族といる時は自然と会話ができていたからなかなかそのことに気づかなかった。気がついた僕は、一生に一回しかないイヤロンなんだからがんばろうという初心を思い出した。それが思いのほかうまくいって、余計なことが頭の中をよぎると、時間を無駄にしたくないと思い直して、次の瞬間には話していた。これがきっかけとなり、やっぱり自分は話せるんだという自信がついて、さらにどんどん友だちと話すようになった。それからしばらくたって友だちが「イオリは最近すごく英語が上手になったね」と言ってくれた。一歩踏み出すと世界が広がるんだなって思えた。それからはとにかくいろんなことに挑戦をした。日本では一度もやったことがないサッカーや野球、人生で初めての女装コンテストへの参加、そして、プロムでも「一回しかないから」と“WILL YOU GO TO PROM WITH ME”と折り紙で文字を書いたTシャツを着て、仲の良かった女の子をプロムに誘った。どれも上手くいったし、それにどれも日本にいたら経験することもなかっただろうし、たとえ経験する場があったとしても避けていたと思う。

YLに行くには理由がいると思って絞り出した「一生に一度しかないチャンスだから」という理由。結果として、自分のYLを自分にしかないたった一つのYLへと導いてくれた。