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ワイルドな私のYL高校留学

▲ホストファミリーに囲まれて
▲ホストファミリーに囲まれて

藤田優佳5

藤田優佳 / 出発時:高2/静岡県

私の第2の故郷バージニア州は、まるでハイジが住んでいる山を思い出させるような、辺り一面山、山、山。地面の上がり下がりは激しく、家畜の牛を見ない日はないぐらいだった。私のホストファミリーも、山道をずっと登って行った山奥に住んでいた。そしてなんと狩猟が趣味のワイルドなファミリーだった。

学校が休みの日や、クラブが無い日の放課後などは、近くに遊ぶところもお店も無いし、どこに行くにも車が必要だったので、家でのんびりすると決めていた。家の前に広がる芝生でペットの犬たちと戯れたり、弟とキャッチボールをしたり。夏の暑い日はビキニに着替えて、外の芝生に寝転んで日焼けタイム!周りは木ばかりで人に見られる心配はないので堂々とゴロゴロできる。

トラックの運転手だったパパは週末にしか帰って来られなかったけど、帰ってくると13歳の弟Nathanとよく家の周りの森で猟をしていた。猟から帰ってくると、家の裏で自分たちでよくさばいていた。窓の下を見ると、鹿の足が落ちていたのもしばしば・・・。その鹿肉はもちろん食べた!これがまたおいしい!!

ある日、Nathanが窓の外から「Yuka! Come here!」と呼んだので行ってみると、彼の手にはリスが。あまりのショックに何も言えないでいると、満面の笑みで自慢げに猟の様子を話す彼。また別なある日、ママから急な電話が入った。「車で鹿轢いちゃったんだけど、持って帰って食べましょうか」って。私の今までの日常にはない、スリリングでドキドキしてしまう出来事に“Wow!!Wow!”と本当に驚きの毎日だった。もちろん辛いこともあったけど、そんなこと次の日の出来事で吹っ飛んじゃうくらい沢山のことを体験、吸収してきた。逆に「日本ではね・・・」と私が説明すると、アメリカの家族は「私たちは日本で生活できなさそう!」と冗談交じりに笑いながら話した

イヤロン生一人一人にそれぞれの経験があったように、この山奥での生活が、自分には一番合っていたと思うし、何から何まで違った環境だったからこそ自分を成長させてくれたと強く感じた。最後に空港で「短い間、日本への冒険を楽しんでね」と送り出してくれた私のアメリカンファミリー。日本での生活に物足りなくなったら、またお世話になりに行こうかな。