ヒッポな出会い♪歌うは話す!|体験談|ヒッポファミリークラブ
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体験談・メンバーの声

ヒッポな出会い♪歌うは話す!日常活動

Paco2

平沢小百合 / 埼玉県・主婦

 

 

同じヒッポのCDで遊び、歌うことが、こうも感動するものかと幸せいっぱいのアカプルコ交流に、私が参加したのが今から2年前のことだった。そこで、ことばを歌うのが大好きな少年に出会った。それがパコだった。

今回そのパコが、11カ月間我が家にホームステイすることになった。見るもの聞くもの全てが新しい日本の生活に、パコは毎日目をシロクロさせていた。初めて見る自動販売機。見つけるたびに嬉しそうにジュースを買い、電車に乗れば見知らぬ人にもオラ!といい、庭も裸足で駆けていくパコ。私にとってありふれた風景のはずが、途端に新しい風景に一変した。

 パコとの毎日は、ヒッポのCDの音との出会いの日々でもある。「みんな乗った?」というと「さあ出発、そのこおなかすいてる?・・・」とパコが続き、「誰?」と聞かれ、「知らないと言えば「アジアの人?にっぽん・・」とCDのフレーズがパコの口から出てくる。「りんご」と聞こえてくれば、「ぽとりとりんごが、おっこちたとき♪」と歌い出す。パコの身体にたまっていた日本語の音が、暮らしの中で瞬間見事に引き出され、ことばとして生まれていく。

来日後1週間がすぎて、まず最初のパコのどきどきは初登校のスクールバスだった。これまで、ヒッポメンバーには通じたイチローの日本語のフレーズも、いざ初めて出会った日本人に投げかけるのは、相当な勇気がいるらしい。(きっと通じないだろうな)と思いつつ「ここ、すわっていい?」と言ってみた。すると、「ハイ」とすんなり返事が返ってきて「ヒッポありがとう!!って叫びたくなった」と喜びではちきれそうなパコだった。

歌うことは話すこと!ヒッポを始めて2年のパコが、どんなふうにヒッポでことばの世界を拡げていくのか、彼との日々が見逃せない。