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活動内容

塚原 祐輔


塚原 祐輔
ボールウェーブ株式会社取締役
(一財)言語交流研究所 評議員

⚫︎”ヒッポ”と”サイエンス”

1984年頃だったと思いますが、僕は会社の偉いひとだった月見里(やまなし)さんという方にヒッポの理事会に連れて行ってもらい、榊原さんと出会いました。奇跡のようですが、その直ぐ前にたまたま『ことばを歌え!こどもたち』(榊原陽著 筑摩書房)を読んで面白い本だなあと思っていたところでした。

お話をしてみたら、人間は環境が整えば、大人でも新しいことば(多言語)を習得できるということ、それは榊原さん自身の経験からの仮説であり、それを実験し自分たちの活動で証明しようという壮大なチャレンジがヒッポなのだと納得しました。それ以来、チャレンジの研究サイドに伴走しています。

このヒッポのチャレンジには、たくさんの人が参加してみんなで科学する、シチズン・サイエンスという一面もあります。多言語活動をする自分の体験・仲間の体験からことばと人間を科学するというヒッポの考え方そのものです。

お母さんお父さんおばあちゃんおじいちゃんが、赤ちゃんと暮らしあそぶ中で人間の不思議と面白さを日々発見する“赤ちゃんフィールド”、これも壮大なシチズン・サイエンスのチャレンジです。僕も自分の娘たちや孫娘たちの発育をみながら、たっぷりとサイエンスを楽しみました。毎日が発見ですね。

サイエンスでは、見えるものからその背後にある見えないものの存在を思いえがいて、観察と論理によってその見えないものの性質を求めていきます。いろいろな違ったことばを喋っていくことの背後には、人間がことばをしゃべり理解するということに共通の何かがあるのではないか、それを探っていこうということ。ヒッポです。

修道士だったメンデルさんが、た〜くさんの色や形や大きさがことなるえんどう豆を交配させて、どんなえんどう豆ができるか実験し、目には見えないけれどえんどう豆の色や形や大きさを決める“エレメント”現代の言葉では遺伝子があるに違いないと気づいたことと同じ、サイエンスです。

毎日のサイエンスを楽しみましょう。