グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


活動内容

坂東 昌子


坂東 昌子
理論物理学/愛知大学名誉教授、京都大学基礎物理研究所研究協力員
(一財)言語交流研究所 理事

⚫︎ヒッポとの出会い

私が初めてヒッポのことを知ったのは、シカゴ大学の南部陽一郎先生を訪問したときでした。私は当時、素粒子論を専門としていましたが、愛知大学に赴任したばかりで、仲間たちと「高速道路での渋滞はなぜ起こるのか」を、南部理論の「自発的対称性の破れ」と結びつけて考えられないかと議論していました。なんでも物理の対象にして考えるのは、湯川精神を学んだ伝統だったと思います。

南部先生はその話を面白がってくださり、とても楽しい時間を過ごしました。そのとき、先生が「ヒッポファミリークラブの皆さんが訪ねてきたことがあってね」と嬉しそうに話してくださったのです。それが、ヒッポファミリークラブという名前を初めて聞いたときでした。

その後、私は物理学会でキャリア支援に取り組むようになりましたが、その活動をご一緒したのが、ヒッポの理事の丸山瑛一先生でした。あるとき丸山先生がヒッポ本部に招いてくださったのが、私とヒッポとの本格的な出会いでした。

⚫︎科学とヒッポ

ヒッポの活動は、親子が一緒になって科学をわいわいと議論しているのが印象的です。『フーリエ・DNA・量子力学の冒険』という本は、誰にでもわかることばで本質をとらえており、「数式は自然を記述することばである」という信念のもと、数式を恐れず挑戦するヒッポの情熱には、「わからないことは知りたい」という好奇心が満ちています。

私が運営しているNPO「あいんしゅたいん」でも、市民と科学者が対等に議論することで多くを学んでいます。

Science of the people, by the people, and for the people.
 (市民の、市民による、市民のための科学)

ヒッポの元気をもらいながら、これからも一緒に歩んでいきたいと思います。