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ヒッポのある生活コラム

家族で踏み出した、ホームステイ受け入れ体験


R・K(40代)/東京都

⚫︎ホームステイ受け入れ前の気持ち

小学3年生の娘(ねね)、小学1年生の長男(せいちゃん)、年中の次男(マンゴー)と一緒にヒッポを楽しむようになって丸 2 年。周囲の勧めもあり、今回初めて台湾からのホームステイの受け入れを申し込みました。

勢いで申し込んだものの、いざ受け入れが決まると不安ばかり。日々のやりくりで手一杯なのにホストとして迎え入れることができるのか、漠然とした不安だけが頭をよぎる毎日。

そんな中、所属のフェロウが「一人で受け入れるんじゃなくて、ファミリー*のみんなで受け入れる感覚でいいのよ」と淡々と話すことばに、気持ちが軽くなり、期待と不安の入り交じる中での交流スタートとなりました。

わが家に来てくれることになったたのは、ジーナ(16歳の高校1年生)です。

子供たちは、私の不安とは裏腹に、ホームステイの受け入れが決まった時点でジーナを心待ちにしている様子で、どこに行こうか、何をしようかと思いを巡らせながら、当日を楽しみに待っていました。

⚫︎ホームステイ受け入れ中の我が家

わが家に着いた時、家の中の案内を一手に引き受けて、意気揚々と説明して回る子供たち。ことばの壁などお構いなしに、身振り手振りで話す姿に嬉しさと頼もしさを感じ、子供ってすごいなあと改めて感じる瞬間でした。

特に子供たちにおいては、お互いの言語は違うものの、いつも通りコミュニケーションをとって過ごしている様子に感心しました。日本語と英語、時に中国語を教えてもらいながら会話をすることが多かったのですが、何も困ることはなく、台湾からのお土産のゲームでもルールを理解して盛り上がる子供たち。

すべてにおいて境界がなく、話したい、一緒にいたいという気持ちだけ
で関わりをもっていたと思います。

長女のねねは、ずっとお姉さんが欲しかったのもあり、ジーナが困ってないか、いつも気にかけて手助けしていました。ジーナのおしゃれ道具やグッズに興味津々で、カーラーで髪を巻いてもらって何とも嬉しそうな顔。

長男のせいちゃんは、控えめでしたが、会話せずとも2人でボードゲームや外遊びでいつも楽しむ様子があり、お互いに笑顔を交わしながらコミュニケーションをとっていました。

次男のマンゴーは、我先にとジーナの膝に座り、朝はいつの間にかジーナのベッドに潜り込む。最終日には、「私が台湾に帰ること分かってるのかなあ」とジーナに心配される始末。案の定、成田行きのバスに向かう際「ぼくはジーナのとなりにすわる」と寂しさの裏返しもあると思いますが、一緒に出掛けるつもりでいたようです。

三者三様、関わり方もそれぞれでしたが、ジーナのことが好きで側に居たいという気持ちは変わらないようでした。

私もいつの間にか大きな子供がひとり増えた感覚で過ごしていました。

⚫︎お別れ会にて

ジーナがきている間は、次男の幼稚園のお迎えに行く日もあれば、ある日はヒッポのメンバーとバトミントンを楽しんだり、ジーナ特製クッキーを作る会を設けたり、地元のイベントに誘ってもらったり、同世代のメンバーに渋谷を案内してもらったり、ヒッポのメンバーではない友人と子供たちを自宅に招いて一緒に過ごしたり・・・

私たち家族以外の交流も広がったことで、お別れ会にはジーナを慕って顔をだしてくれた方々で賑やかなフェアウェルパーティーとなりました。

会の終盤、ジーナが手渡してくれたカードには丁寧な日本語でメッセージが綴られており、滞在中に関わった方へのことばが一面に書かれていました。的を得た一言に笑いも走り、10日間ではありましたが、家族のことをしっかりと見てくれていたことが伝わり、私たちの大切な思い出の宝物として残っています。

(ファミリーのみんなと公園で遊んだ日)

(ジーナが書いてくれた手紙)

ジーナへの贈り物として、フェアウェルパーティーに参加してくれた人でメッセージを寄せて、手渡そうと考えていた色紙も、「私たちが仕上げるから任せて!」と一手に引き受けてくれたヒッポの小学生の女の子たち。初めから、(ファミリーの)みんなを頼りにしてよかったのだと思う瞬間でした。

以前ジーナの家族は日本のヒッポメンバーを青少年交流で受け入れていたことが判明。その子はなんと近隣のメンバーだったので、連絡を取り合い今回ジーナとも数年振りの再会を果たすことができました。

ジーナを受け入れたことで、いろいろな縁が繋がり、交流が続いていくことを感じました。

⚫︎初ホームステイ受け入れを経て

今回の受け入れを通して、私と子供たちがヒッポを楽しむ姿を見ているだけだった主人とバトミントンのコーチ、友人家族も晴れてヒッポメンバーとなりました。 今回の交流での豊かな関わりのお陰だと思っています。

当初、こんなに充実したホームステイ交流になるとは思ってもいませんでしたが、メンバーのお陰で輪も広がり、ジーナにもたくさんの経験を贈ることができたと思っています。難しいと思っていた受け入れも、家族で一歩踏み出してみれば、こんなに豊かな経験ができるんですね。


*ファミリー:多世代の仲間たちが自由に参加し、お互いのことばの成長を温かく受け止めあったり、多言語を話せる場のこと。地域の活動の場。
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