かわら版 / 第19号2015.03

ヒッポに入って13年、３人の子どもたちは交流やYLにと出かけたが、私自身は交流に行きたいと思うことはなかった。しかし、昨年高２の娘が韓国家族交流に行きたいと言い出したことで、保護者として一緒に行くはめになり、それまで特に思い入れのなかった韓国語のCDを積極的に聞いてみた。すると驚いたことにそこには私が知らないはずの韓国語がたくさんあった。意味まで見えるもの、音しかないもの、ぼんやりとしか見えないものもある。私は何を知っている？という不思議な感覚のまま韓国に出発。
ホスト家族は全員私よりも年下だったけど、まるでこの家で生まれ育った末っ子のように、ほんわりとした温かさの中で過ごした２日間。ホスト家族のおかげで、知ってるだけだった韓国語が話す糸口が見つかった。話したいことばになった。
帰国後はホスト家族に代わってファミリーの皆が私の韓国語を育ててくれる。私はこの体験を永遠に過去にしないことに決めた。こんなにステキなプレゼントをくれたホスト家族、仲間に感謝！そしてくやしいけど、交流デビューのきっかけをくれた娘にも感謝！6月にファミリーを始めることにもしました！
（榑林久美子／愛知県・シロメボジャＦ）