城戸詩子/アメリカ / 埼玉県・出発時　高1

一年間アメリカのモンタナ州へ行き、high school生活で私を待っていたのは、ネイティブアメリカンたちとの出会い。生徒の半数以上を占める彼らと活動するチャンスがたくさんありました。はじめは、とっつきにくいと思ったけれど、クラブ活動で厳しい練習を共にし、励ましあうことで仲間になれました。 ある日、仲間とバスケットボールの大きなトーナメントにマネージャーとして参加することになり、試合に直前のミーティングでコーチに”What motivate you?”と問われました。とっさのことで上手く自分の気持ちを言い表せなかったけれど、考えてみれば一年間ネイティブアメリカンの友だちと過ごす中で、たくさん学んだことがあります。 現在のアメリカでは、ネイティブアメリカンというだけで対等に見てもらえないことがあります。例えば、試合中にブーイングが起こったり、ネイティブアメリカンだからと馬鹿にされたり･･･。全員がそうだとは言えないけれど、学校から配布されたFREE　T-シャツにネイティブを思わせるデザインがあれば着ようとはしません。 でも人にどう思われてもそれを受け入れつつ批判してきた相手のことも受け入れる彼らは、自分自身をとても誇りに思っています。勿論ネイティブアメリカンということも誇りに思っています。私はそんな彼らを誇りに思うし、そんな生き方ができることを羨ましく思います。私もネイティブアメリカンになれたらなーって思うくらい、素敵だし尊敬しています。今、また”What motivate you?”と聞かれたら “I would like to say my Native American friends motivate me. During this passed year was pretty fun with them. I’m proud of them who they are.” と答えます。この一年で彼らと友だちになれて、一緒に過ごせて幸せでした。