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体験談・メンバーの声

大好き!私のAmerica青少年交流体験談

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吉村英朗 / 奈良県・小6

本当に楽しかったのは、全部です。ぼくのホスト家族は、パパとママ、10人の兄弟姉妹。一番上は、21歳、一番下は3歳。いつもにぎやか(泣き声も)で、さみしくなるヒマはなかった。どこへ出かけるのも大変で、皆が集合するまでママは「Stay here」と言って、ぼくらを待たせることが多かった。だから「Stay here」は、一番よく聞いたことばだった。

ある日、庭でバ-ベキューをしていた時、ぼくの前を5歳のネイソンが通ろうとして、ぼくに「ズミー、ズミー」と言ってきた。どういう意味かなあと思って「What?」って聞いても「ズミー」しか言わないので困っていたら、ママが横から「Excuse me!」って言ってくれた。ヒッポの仲間が言っていた「ことばは語尾のほうから言えるようになる」という話を思い出した。ネイソンも語尾から言えるようになっているなと思った。夕食のお祈りも、パパの口まねをしながら、まるでいつもヒッポの皆がやっているように、大波で「フ~ン、フ~~ン」と言っていた。家族皆と一緒にお祈りを言うのがすごく楽しそうだった。ネイソンはぼくの名前をよぶ時、いつも「ヒ-アキ、ヒ-アキ」と呼んでくれた。ことばができていくようすは、日本の子もアメリカの子もおんなじだなぁと思った。
お別れの日、車の中で皆泣いていた。もちろん、ぼくも涙があふれてきた。1ヵ月間のことが頭の中でぐるぐる回って、何か伝えたいと思いながら何も言えなかった。そして、もう最後という時、ママが「sad?」と聞いてきた。sad(悲しい)?ちょっとちがうなぁと思い「No」と言った。すると「happy?」と聞いてきた。happy(嬉しい)?ちがうなぁと思い、また「No」と言った。すると、今度はママが「Happy and Sad?」と聞いてきた。それだと思い「Yes!」と答えた。その瞬間ぼくは、ここにもっといたいって思って「I want stay here」って言っていた。ママは分かってくれて、すごくうれしかった。

ぼくは、アメリカから帰ってきてから自分はどこか変わったかな?と考えた。もちろん英語はうまくなったけど、自分でも分からなかったから、何も変わってないと思ってた。でも友だちは何人できただろう。アメリカに行って変わったのは、友だちの数!ユタの人たちや、一緒にユタに行った人たちなどと出会えた。だから英語にも慣れたし、いろいろな人の影響を受けることができた。だからホスト家族との楽しい1ヵ月があったのだと思う。